福田英治 STUDY DIARY 11月号

11月2日(木)
事務室の二ヶ月カレンダーは最後の1枚になってしまいました。朝晩は少し寒いくらいですが、日中は快適な気候です。勉学にはもってこいの季節ではないでしょうか。佐世保くんちの囃子の音もまた11月の到来を囃し立てているようにも感じます。

 

 

遺伝学の用語が言い換えられました。長年使われてきた「優性」「劣性」という言葉が消え、「顕性」「潜性」という言葉が使われるようになりました。変異も多様性、色覚異常も色覚多様性などと言い換えられています。心理学や精神医学の分野でも障害という用語がほとんど無くなってきています。言葉だけが変わるのではなく、みんなの意識改革が進むといいなぁと思います。

 

 

物の見方は人それぞれです。平均的なものが標準で、その領域から外れたものを差別する風潮が日本にはあります。しかし、それは絶対に正しくありません。その間違いを克服するために、ライバルと呼べる存在を作ることも一つの方法です。単に競争をするだけではなく、お互いの優れている部分を見出して、切磋琢磨するのです。そうすることで、個性の重要性にも気づき、多種多様な物を認めるきっかけになると私は信じています。

 

 

 

11月3日(金)
将来の社会的リーダーを育てたいと長年思っています。特に、医療分野では教え子達が非常に頑張っている姿を頻繁に見受けます。当然、他の領域でもそれぞれに頑張っている人も多数います。。中学、高校時代に将来、どういう仕事に就きたいと言っていた彼らが、本当にその分野で頑張っている姿に触れるのは、何とも言い難いものがあります。

 

 

小学生の時に何かを犠牲にし、中学受験をして中高6年間頑張り通した生徒が、目標に近づいているのが現状です。しかし、小学生らしく過ごして、多様性に富んだ一般の公立中学へ進んでも、社会のリーダーになるという選択があっていいはずです。そういう想いから、中学受験をしない小学生のコースを来春新設します。そんなのはどこの塾にでもあるじゃないかとお叱りを受けるかもしれません。しかし、私が知る限りでは、そのようなコースを持つ塾のほとんどすべてが学校の補習塾みたいになっています。

 

 

来春開設するコースは、中学受験はするつもりがないけど、小学校の学習だけでは物足りない人向けのコースです。だから、入室テストも行います。大学受験あるいは社会人になってからを見据えた、オリジナルのカリキュラムを構築中です。世間を広く見ることができ、学業成績も優秀で、深い思考をする準備をします。このコースに私の今までの経験のすべてを投入し、真のリーダー育成を目指します。誤解を招かないように付け加えますと、中学受験をするコースでは、今まで通り入室テストは行いません。入会前の成績が悪くても、中学受験をクリアできる学力を当教室で身につければいいと思っているからです。

 

 

 

 

11月4日(土)
今回の衆院選では、10代、20代の若者層の41%が比例区の投票先を自民、安倍首相継続を49%が望んでいるという世論調査の数値でした。安倍首相継続反対が多かった40代以上とは全く対照的な結果です。

 

 

保守という言葉の意味も、年代によって感覚が異なっているみたいです。20代は最も保守的と思っているのが公明で共産、旧民進と続き、自民が中道、最もリベラルなのが維新と感じているようです。私達の世代と比べると、左右逆転が生じているのではないでしょうか?

 

 

これも育った時代背景の違いに一因があるのでしょう。日常と非日常の感じ方にも違いがあるみたいです。温泉などの浴場でも、外国人や若年層は圧倒的に前を隠しません。私達中年層は明らかに隠している人の方が多いように思えます。服を着ている日常が突然、素っ裸の非日常に移動する空間に、なかなか慣れないのかもしれません。今の若者はという言葉は昔から使われていますが、年代間の色々なギャップはどうしても生まれるのでしょうネ。

 

 

 

 

 

11月6日(月)
単位の変換を行う際は、次元解析法を用いるのが便利です。次元解析法とは、
与えられた単位×(求める単位/与えられた単位)=求める単位
となるように演算をすることです。
例えば、5㍑の体積の単位を㎥に変換したい場合は、1000ℓ=1㎥なので、
5ℓ×(1㎥/1000ℓ)=0.005㎥
となります。

 

 

この感覚を出来るだけ早い時期に習得すれば、高校化学や物理で複雑な問題に遭遇しても、スッキリと整理して考えることができるようになります。来年度から新設する中学受験をしない小学生のコースでは、このようなことを徹底的に身体に染み込ませます。

 

 

坂本龍馬没後150年を記念した企画が各地で行われています。こういう年は何回もあるわけではないので、受験生以外は機会があったら是非のんびり散策した方がいいと思います。教科書だけで歴史を学ぶよりも絶対的に幅広い学習ができます。上記のコースでは、そのような機会も取り入れるつもりです。

 

 

 

 

11月7日(火)

各地の学園祭が色々なメディアで取り上げられています。私の母校も多くのテレビ番組に登場していました。今日、明日はアルカスで佐世保市小学校音楽発表会が開催されています。うちの教室生もたくさん参加しているみたいですが、練習の成果を思う存分発揮し、いい思い出を作って下さい

 

 

県内の大学でも、今週末には、長崎大学、県立大学、純心大学で公開講座などが開催されます。近隣の大学へ進学しようと思っている人は、オープンキャンパスだけでなく、このようなイベントにも参加して、作られた大学ではなく、平常の大学の姿をみるのもいいかもしれませんよ。

 

 

トランプ大統領も日本を旅立ち、今度は韓国で手厚いおもてなしを受けられているみたいです。今回、娘で大統領補佐官のイバンカさん、トランプ大統領と連日の訪日に日本も盛り上がりましたね。安倍首相も達成感いっぱいといったところでしょうか。外交手腕は大したものだと思いますが、自己周辺への温情政治決して好ましくありません。人気が回復し、功績を出しているからといって、森友、加計問題のように国を私物化してるのがごとく見られることは好ましいはずがありません。どんな攻勢を受けても、そのようなことはないと証明してほしいと願っています。

 

 

 

 

11月8日(水)
忘年会のお誘いを受ける時期となってきました。有難い話なのですが、さすがに12月は教室から離れることができず、かなりの厳選をしなければなりません。誘ってくれる人も、多分来れないとわかっているのだろうと思います。しかし、それでも一声かけてくれることに感謝です。もしかしたら、お樽狙いかもしれませんが😅

 

 

時間との闘いは色々な場面で遭遇します。しかし、時間は皆に平等に与えられているはずです。睡眠不足になる私は、要領が悪いのか、色々なことに手を出しすぎているのか、冷静に考えなければならないと常々感じます。しかし、スケジュール管理のタブレットに空白があると落ち着かない性格なので、これも致し方ないのかもしれません。大切なことに支障が出るようなら見直さなければならないのでしょうが、物事が順調に進んでいる間は、これでいいはずだと自分に言い聞かせることにします。

 

 

時間の支配者というアニメがあります。人が過去を求めた時に時間を喰らう悪魔が現れるというものです。それを討たんと時間の支配者は、時を繰り戦い続けるのです。時間を喰らう悪魔が出ないようにするためには、あの時は良かったと過去の思い出だけで生活しないことだと思います。過去ばかりを語る人は、一日一日、その時その時に全力を傾けていない人かもしれません。

 

 

 

 

11月9日(木)
文科省がやっと重い腰を上げました。私立大学の学部のみを別の大学に譲渡できる制度導入の検討に入りました。今までも可能ではあったのですが、一度学部を廃止し、別の大学で新設認可が必要だったのです。この少子化の中で大学再編は喫緊の課題であるのは周知の通りです。もっともっと踏み込んだ改革が必要だと私は思っています。

 

 

そんな中、加計学園の獣医学部は近々に認可されそうです。私達の立場からいえば、募集人員が増えるということは、その学部を希望する生徒を進学させやすくなり喜ばしい部分もあります。しかし、あまりにも易化することで、この段階の生徒があの難しい学習をきちんと理解できるのだろうかと不安が生じるのも事実です。

 

 

データをもとに主張すれば、説得力がありごもっともだと思いたくなリます。しかし、不連続なカテゴリカルデータは区切り方を調整するだけで意外に簡単に内容が変わってしまいます。例えば、数学のテストの得点が95.79.60.30.21点の5人がいるとします。高得点層と低得点の2種類のカテゴリーに分けます。両者のボーダーラインを70点とすると高得点層の平均点は87点、低得点層の平均点は37点です。ところが、ボーダーラインを80点とすることで、高得点層の平均は95点、低得点層の平均は47.5点で両者ともに平均が上がってしまいます。得点は変わっていないのに、数値は共に上がるのです。加計学園認可のために出されている数値的な根拠は、私にはカテゴリカルデータとしか思えません。

 

 

 

 

 

11月10日(金)
団塊世代の現在68歳〜70歳の方々へのアンケート結果を定期購読しているプレジデントで、まじまじと見ました。自分ではまだまだ若いつもりでいるのですが、その年齢になるのもそう長くないと潜在意識では思い始めているのでしょうねー。

 

 

そうすると、学歴では文系の大学院出身者で、貯蓄額が1億円以上で、現在も会社員として40時間以上働いていて、仕事へとても満足している方の幸福度が非常に高いとなっていました。私にはないものねだりのようですが、その状況だったら幸福度が高いのも当然のようにも感じてしまいます。

 

 

では、趣味、健康、人付き合いで見たらどうかというと、月に2.3回旅行に出かけ、健康状態がとても良く、近所とは家族ぐるみの付き合いをし、学友や昔の仕事仲間と連絡を頻繁に取っていて、地域とのつながりがあり、勉強会によく参加している方が幸福度が高いという結果が出ています。私はこちらの方では今の調子でいけば、幸福度が高く過ごせるような気がします。若い頃から無茶な生活ばかりしているので、10数年後に健康かどうかは少し不安ですが😅

 

 

 

 

11月11日(土)
ポッキーの日らしくポッキーを食べようかと思いましたが、やっぱりやめときます。チョコ系のお菓子を食べると止まらなくなってしまうのです😅スレンダートーンをし始めて3ヶ月、半信半疑で始めましたが、だいぶ腹回りの脂肪が落ちたようにも感じます😊

 

 

それによって、🏌️のドライバーの飛距離が伸びたようにも思えます。周りの人達は加齢とともに2〜3年前はあのバンカー越えていたはずだとか嘆いている中で、数ヶ月前よりも飛んでいることに、性格が悪いのか、ちょっとだけ優越感が芽生える場合もあります。加齢に対して華麗に逆らいたいものだとは思っていますが、現実の生活ではなかなか難しいですねー。

 

 

しかし、子供達の加齢は嬉しいですね。小学生も中学生も新学年になったばかりの時よりも、だいぶ成長したと思えます。単なる身体が大きくなったり、勉強ができるようになったりだけでなく、精神的な成長を特に感じます。受験をするからには何をしなければならないのかをしっかりと考えられるようになっていると思えます。あとはそのために必要なことを、しっかり行動で示して下さい。

 

 

 

 

11月12日(日)
受験コンパス主催の自立学習のあり方の勉強会が、昼間に博多でありました。私は出身高校のコンペ🏌️があったので、古賀先生に勉強会へ参加してもらいました。勉強会のあとの食事会には、西日本の塾長達との懇親と尋ねたいこともあったので私が参加しました。

 

 

ゴルフの後、諫早から武雄まで車で行き、武雄から博多まで電車で行ったのですが、武雄温泉駅で電車を待てども待てどもやって来ません。人身事故の影響で電車がなんと1時間20分も遅延しての到着です。始めからわかっていれば別の手段で行ったのですが、ホームのアナウンスではいかにもすぐに運転再開をするような口調です。

 

 

居てもたっても居られず、駅員に聞くとすぐに運転再開するかもしれないから、ホームで待って下さいとのことです。電車の中では遅延を詫びていましたが、武雄温泉駅の駅員のアナウンスでは一切、謝罪の言葉などありません。たしかに駅員さんが悪いわけではありませんが、組織人としての自覚のなさを寂しく思いました。連帯責任という風潮が薄れてきている社会であることは十分に理解できます。しかし、企業をはじめとする組織ではいつの世になっても連帯責任を負わなければならないはずです。

 

 

 

 

11月13日(月)
昨日、色々な塾の先生と話をしましたが、やはりこの塾業界はまだまだブラックだなあと感じました。うちは出来るだけホワイトになろうと企業努力をしているつもりですが、生徒ニーズに応えようとすればだんだんグレーゾーンに入らざるを得ません。しかし、私や教室長は数十年間ブラックの中で働き続けているので、まだまだオッケーという感覚ですが、それでは後進が続かないでしょうし、悩みどころです。

 

 

昨夜、終電で帰るはずでしたが、話が盛り上がり過ぎて、博多泊まりになってしまいました。近頃、博多に宿泊する機会がめっきり減っているので久々の博多の夜を楽しみました。福岡マラソンの余韻が残る街には、夜遅くまで多くの人で、どの飲食店も満員です。佐世保もこのような状況になってくれればいいですねー。

 

 

私立中学受験と言えば、佐世保ではフクダスタディーではなく、他塾が選ばれてしまいます。北中受検専門と唄っているから致し方ないのでしょう。ところが、その中でも、毎年私立中学希望者がいて、個別指導で対応しているのが現状です。来年度は小学部を完全にリニューアルします。3コース制にします。一つは北中受検、もう一つは私立中受験、さらにもう一つは未来を見据えた中学受験をしない人のためのコースです。私立中学受験をメインにしていなかったので、今まではあまりアピールしてきませんでした。しかし、中島先生も私も以前は私立中学受験を専門的にやっていました。20年くらい前までは、佐世保から私立中学へ進学する人の8割くらいが尚学社という塾出身の生徒でした。そこで佐世保教室、大野教室の室長としてやっていたのが、中島先生と私です。その時代をフクダスタディーで再起して、新年度佐世保の中学受験の地図を塗り替えます。私達はブラックになっても、合格を勝ち取ることに燃え尽きるのです😊

 

 

 

11月14日(火)
今日、大学入学共通テストのプレ版を北高、西高の高校2年生上位クラスが受験しました。いよいよ大学入試改革が会議のテーブルから現場に近づいてきた感があります。高校の先生達も今回の出題形式を参考に、今後の出題のされ方を研究しなければならなくなりました。私達も同様です。今の段階では指導要領が変わっていないので、将来の出題とは多少の違いはありますが、今回の実験が大きな指針になることは間違いありません。

 

 

 

世界的ベストセラー著者でもあるスタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル先生が、意志を短期間で劇的に強くする秘訣として、呼吸の速度を遅くすることと言っています。呼吸の回数を1分間に6回から4回にすることだそうです。できない人は、ゆっくり吐くことに集中して回数を減らしていけばいいということです。ただし、呼吸を止めてはいけません。

 

 

 

12回以下にできれば心拍変動が上昇し、ストレスに強くなり、意志力の保有力が増えることが明らかになっています。人は闘争・逃走反応モードに入ったときは、呼吸が速くなり、心拍数や血圧が急上昇します。呼吸法で闘争モードと反対の身体を作るのです。それに加えて、あらゆる場面で集中力が切れそうな時に、あと10分間だけ続けようと決め、10分間だけ耐えられるようにする習性を身につけることを勧められています。それができれば、あらゆる場面で何事にも耐えられることが多くなります。生涯とか最後までといつも口にする人は、あまり長続きしないことが多いともおっしゃっています。

 

 

 

11月15日(水)
今日は七五三で神社にお詣りしていらっしゃる方をちらほら見かけました。少し寒かったですが、秋晴れで絶好の天気だったのではないでしょうか。明日以降は一段と気温が下がり、空気も乾燥する日々が多くなりそうです。くれぐれも風邪、インフルエンザの万全の対策を講じて下さい。

 

 

明日と明後日は社員研修のため、教室はお休みです。ご迷惑をおかけしますが、間違えないようにして下さい。大阪で開催される教育ITソリューションへ行って来ます。全員がそれぞれのセミナーへ参加し、今後の教室改革への基礎知識を向上させます。そのかわり、年末年始も教室を開けます。そのため忘年会もできませんので、大阪の夜は少し早い忘年会も兼ねようかと思っています。

 

 

脳の劣化は、仕事のパターン化すなわちマンネリが最大の原因だそうです。劣化を防止するには、アフター5や休日の過ごし方を工夫しなければならないと言われています。うちの教室でもマンネリ化とならないように工夫しているつもりですが、まだまだマンネリ化の部分もあるみたいです。塾の出勤は遅いので、スタッフも出勤前や休日に様々な過ごし方をしてくれればとも思っています。今回みたいな大阪での研修も刺激になってくれればと期待しているのです。脳が活性化することにより、生徒指導のスキルもさらにアップするものだと信じています。

 

 

 

 

11月20日(月)
大阪研修に続いて、親和銀行の熊本復興イベントで4日間教室を離れていました。今回は色々なトラブルもありましたが、大ごとにならず、無事に佐世保へ戻ることができました。感謝あるのみです。

 

 

新鳥栖駅の駐車場に車を止めて、新幹線で大阪へ行ったわけですが、金曜日の夜、駐車場へ戻ると車のドアの鍵がかかっていません。ロックしないで2日間駐車していたのです。車の中には現金も数万円入れていたのですが、セーフでした。車上荒らしが頻発していると言われる今日で、ラッキーだったのでしょうねー。

 

 

大阪ではちょっとアルコールが入り過ぎて、眼鏡紛失事件も起こしてしまいました。仕方ないから、ホテルをチェックアウトして、眼鏡を作りに行っていたら、フロントから眼鏡が見つかったと携帯へ連絡が入るではありませんか😊さらには新大阪駅でトイレにセカンドバッグを忘れてしまいました。そのバッグには財布、カードすべての貴重品が入っていたのです。気が付いてトイレに戻ったら、バックはありません。10分後くらいに構内放送で名前を呼ばれました。駅員室へ行くとバッグが届いていました。中身もそのままです。日本人の温かさに感動です。諸外国で同じことが発生したら、まず戻って来なかったでしょうねー。こういう不注意を無くさなければダメだと反省し、その方策を講じなければなりません。あまりにも複数のことを同時に考え過ぎているのかもしれません😅

 

 

 

 

11月21日(火)
日々のマスコミ報道に、私達は大きく影響を受けています。先日も北朝鮮問題を経済界の方と、対話で解決できるのか、それとも圧力をさらに強めなければならないのかという議論をしました。もうすでに圧力をかけ続けて10数年が経ったはずです。それによって何か解決したことがあるのでしょうか?

 

 

 

国際社会から孤立化すれば国の存続は難しくなるから、圧力をかけ続けるべきだという経済界の重鎮の主張でした。しかし、本当に孤立化させることができるのでしょうか。私はそれが理想論にみえてなりません。約200の世界の国の中で、北朝鮮と国交がある国は160ヵ国くらいあるのです。安倍首相も孤立化を盛んに唄っていますが、アメリカ、日本を始め40ヵ国くらいが国交を閉ざしているに過ぎないのです。首相はその事実を知らないわけがないですが、経済界の方はご存知ありませんでした。マスコミの報道の恐ろしさを痛感するところです。

 

 

 

母親が子離れする時期として、大学生時代をうまく利用しなければならないと感じることが多々あります。親御さんが大学生の子供に対して、小さな子を見るような視線を浴びせると、子供はそれに自然と気づき、いつまでたっても大人にはなれないと私は思っています。あらゆる存在は、様々な関係性の中にあるのではないでしょうか。心配すればするほど、子供はそのような存在になりやすいと感じます。子供の人生の主役は子供なのです。結婚も仕事も子供が自由に描き、決断と長所を大事にしてあげるのが親の役目だと考えます。苦しいときに、笑顔で迎えてあげればそれでよくないでしょうか。

 

 

 

 

11月22日(水)
いい夫婦の日にちなんで、街頭インタビューや様々なアンケート結果が、新聞、テレビで報道されていました。女性の方がシビアだと感じました。長年夫婦でいると家族の一員としてしか相手のことを見なくなるのは、日本人の一般的な夫婦形態だと思いますが、一緒の墓に入りたくないと言う人の多さにはビックリです😆我が家もそう考えられているのかもしれません😅

 

 

 

相手への不満の上位は、男女共に、気が利かない、片付けができないということでした。しかし、それは夫婦だけでなく、どこの社会の中でも同じではないでしょうか。片付けができない人は仕事もできません。組織の中でも嫌がられます。気が利かない人も仕事ができません。仲間からも外れてしまいます。

 

 

 

片付け、ファイル整理ができない生徒をよく見ます。たまに、片付けが苦手だから無理とか言って、改善しようとしない人もいます。確かに発達障害の中にはどうしても片付けが苦手な人もいます。しかし、そのような病気だとしても、生活習慣を身につけさせればある程度はできるようになります。整理整頓が当たり前になった方が、今後、何事においても必ずプラスに転じますよ😊

 

 

 

 

11月23日(木)
大学ラグビー伝統の早慶戦が行われました。早稲田が23-21で接戦を制しました。力の差を見せつけられた帝京大戦からの学びが、今日の戦いにいきたのではないでしょうか。負けから学ぶことの大切さを教えられたような気がします。

 

 

同じ頃、私達は長崎県内の早慶OBが集って、諫早の長崎国際カントリーで第77回早慶OBゴルフコンペを行いました。近頃、ちょっと調子がいい私は、精鋭の先輩方を押し退けてどまぐれの準優勝でした。しかし、年代も全く違う先輩、後輩で、大学に通った時期もかぶっていないのに、同じ大学出身というだけで、ここまで親睦がもてるというのは有難い限りです。さらには早慶のライバル校という繋がりで輪が広がるのも何とも言えない喜びがあります。

 

 

夜は長崎市内で両校入り混じっての懇親会が開催されています。本来ならそういう会まで参加した方が、さらに懇親を深められるのでしょうが、考査1週間前に入っていて、高校1年生が数学で高得点を取ってもらわないと困るので、授業に間に合うように、会を失礼して帰ってきました。しかし、その分🏌️を4人楽しくラウンドさせて頂き、充実の勤労感謝の日でした😊

 

 

 

11月24日(金)
日本の大学入試センター試験に当たる大学修学能力試験が、厳しい学歴社会で知られる韓国で一週間延期して行われました。リスニング試験中の騒音防止のため航空機の飛行も制限したり、試験に遅れそうになった受験生をパトカーや白バイで送り届けたりする行為が世界的にも有名になっています。韓国の受験事情を聞くたびに、韓国の受験生の大学入試に対する姿勢に感銘すると同時に、日本の受験生の勉強量はこれでいいのだろうかと危惧し、将来が不安になってきます。
春高バレーの県予選では、聖和が接戦の末、九文の20連覇を阻止しました。ライバルの背中を追い続けながら、勝負に懸ける思いや結束力を学び、実践できたものだと思います。県大会の想いを忘れず、東京体育館のセンターコートで歓喜の涙を是非流して欲しいと期待しています。高校ラグビーでは、南山が北陽台の4連覇を阻止しました。花園でもディフェンスの速さを発揮して、練習の成果を最大限発揮して欲しいと思います。
北陽台の品川監督が、「一生懸命やっているつもりでも、甘い部分があった」と厳しい言葉を発していました。仕事や勉強でも同じなんですよね。甘い部分があると負けてしまいます。今日は教室もスタッフも休みなので、私は教室で普段の業務、指導状況を全体的にチェックしましたが、品川監督が言っているのと同じ状況を感じました。クリエイティブな業務がこなされていない部分があります。とりあえずの作業が行われているのです。なぜもう一歩いいものが追求できないのか、私がすべてを指示しても解決しません。提案を具現化できるような人財育成論を、私がしっかりと構築しなければなりません。
 
 
 

11月27日(月)
自習室では、昨日は休日返上で、今日は放課後、それぞれの目指す試験に備えて頑張っていました。頑張っている人の結果が伴うことを期待しています。にもかかわらず、日曜日の考査対策の振替授業を行うと欠席してしまう人もいました。大抵は塾の授業科目より他の教科がやばいからという理由です😆授業以外の時間に自習室で頑張るなどもう一工夫して、教室を有効活用して欲しいと思っています。

 

 

長崎新聞の一面には、「献体使い手術力向上へ」という見出しが躍っていました。厚労省が新たにトレーニングを導入する大学に財政支援をする方針を決めたのです。実践的な技術取得をさらに進め、医療事故の減少につなげるのが目的です。

 

 

この記事を読んで、私も献体登録しようと決意しました。今までに、60人くらいの教え子達が医学科へ進学してくれました。すでに現役の医師として、日々活躍している方も数十人います。私は高校生の頃、医者にはなりたくないと思って、親の言うことを聞かず別の道に進みました。それにも関わらず、生徒達を医学科へ多く送り込んでいる自分にずうっとジレンマがありました。死後、将来の医学界、さらには病気で苦しむ患者さんの手助けになることが、自分自身への懺悔になるように思います。遺骨が親族の元に返されるのは1〜2年後ということですが、家族も納得してくれることと信じています。

 

 

 

11月28日(火)
人工知能で東大合格を目指すプロジェクトなどをなさっている、国立情報学研究所社会共有知研究センター長で、教育のための科学研究所代表理事の数学者新井紀子教授が、中高生の読解力に警鐘なさいました。彼女は私が所属する日本数学協会の会員でもありますが、本来法学部出身で数学者になられ、日本の数理論で最前線を進まれている方です。

 

 

今回、新井教授らの研究グループが行った調査では、中学生の約15%は意味理解の最初のステップである文構造の把握ができないまま卒業していることがわかりました。教科書レベルの文章が読めないと、予習も復習もできず、自分ひとりでは勉強できないことになり、さらには社会生活を送る上でも大きな影響が出ることになります。

 

 

文構造の中でも、主語と述語の関係といった基本的な係り受けが理解できていない中高生が多くいるということでした。AIの情報処理能力が大きく進歩しているから、将来、仕事を奪われないようにするためにも読解力の底上げは急務です。近頃、スマホ活用が多く、社会全体の読書量が減少しています。原点に戻り、読書の習慣を身につけて欲しいと思います。

 

 

 

 

11月29日(水)
久々に徹夜しました。自分の論文を書くために、先行研究の論文を数十本読みました。1時間ほど執務室のソファーで横になりましたが、それ以外はなかなか集中できていたと思います。途中、コンビニに買い物へ行くと、以前通塾してくれていた生徒(順調にいけば大学生になっているはずの子)を見かけました。ところが名前が出てこないのです。

 

 

以前の名簿を見れば、すぐに思い出すと思うのですが、何のヒントも得ず、意地でも思い出すことにします。脳トレにはこれが一番のはずです。思い出せそうなものを、すぐに人に聞いたり、何かで調べたりすると脳が活性化しないと信じています。一晩寝るだけでも思い出せるのかもしれません。睡眠不足だと記憶を呼び戻す機能が低下するという人体実験をしているみたいです😅

 

 

しかし、今日は数学の授業と質問教室でしたが、この系列には何の支障もありません。長年、数学の問題ばかりを解いていると、高校数学に関することは身体に染み込んでいるのでしょうねー。そう考えると、数学も実は場数、問題に触れた数によるのかもしれません。