福田英治 STUDY DIARY 10月号

10月1日(日)
米海軍のミサイル追跡艦ハワード・Oローレンツェンが28日午後に佐世保を出港して3日がすぎました。明朝、北朝鮮がまたもや愚かな行動をとるのではないかと危惧します。さらには米原子力空母打撃群が15日前後に朝鮮半島東海域に出動するのとの話も流れています。

 

 

目には目をということでしょうが、何かが間違っているのではないでしょうか。国レベルの発想ではなく、企業やさらには個人のレベルでも、目には目を、歯には歯をという思想は現代社会にマッチしません。昔の日本文化にはそのような発想も強かったのかもしれませんが。

 

 

先日、博多高校1年生の生徒が教師に暴力をふるったとんでもない事件がありました。あの先生は大人の対応をしました。批判を覚悟で言うと、もし私が同じ境遇だったら、暴力をふるった生徒を殴っています。さらには写真を撮って、ラインにあげた生徒のスマホも壊しているかもしれません。中学を卒業してまだ半年しか経っていない高校1年生の件で、警察に被害届を出し、傷害容疑で逮捕させてしまうというのはどうなんでしょう⁇生徒が悪いのは十分に理解できます。しかし、まだ道理がわかっていない高校生に、体罰は何があってもダメで、社会的制裁を加えることの方がやっぱり正しいのでしょうか?矛盾していますが、この場合、私は目には目をの対応をし、生徒の人生を狂わせる前に、生徒の内面的な成長を期待します。

 

 

 

 

10月2日(月)
高校生も明日で考査が終了です。しかし、この最高の気候のもとで、学習に精を出さないと本当にもったいないと思います。この考査で頑張って、学習の習慣が少しできかけたものを、さらに継続して下さい。継続は確実な力となりえます。ベストシーズンです❗️1ヶ月で100時間以上の自主学習を全教室生に望みます。君達に言うからには、私も業務以外の学習を100時間以上は必ず行います‼️

 

 

自学をした後には、自分へのねぎらい、励ましの言葉をノートの端にでもメモ英語で書くことを勧めます。毎日、一つの言葉だけでも苦労せずに身につくと非常に効率的です。それを発展させて、朝の気分を付箋に書いたり、その日出会った人の内の一人の印象を何か記録に残したりすると、体の言葉になって忘れない語彙が増えますよ(^^)

 

 

(例)
よく頑張った! good job!
素晴らしい! bravo!
あと一歩だった almost made it
我ながらよくやったと思う proud of myself
よい教訓になった good lesson
元気だして! Cheer up!
なんとかなるさ it’ll work out
心配無用! Don’t worry!
仕方がないさ can’t be helped
時間の問題だろう just a matter of time
私が悪いんじゃない not my fault
ツイてなかっただけ wasn’t my day
次はうまく行くはず better luck next time
可能性はある there’s a chance
あきらめずに頑張れ! Stick it out!
ダメもと nothing to lose
自信を持って be confident
私ならできる! I can do it!
などなどです😊Go for it!!

 

 

 

 

10月3日(火)
明日は中秋の名月です。天気予報では晴れみたいですので、明日は綺麗な満月が観測できると思いきや、実は満月は6日金曜日です。十五夜が満月とは限らないのです。しかし、昔の人は十五夜が天候で見られない可能性も推し量って、色々な月の名前をつけていたのです。今日みたいに十五夜前日の月見を侍宵月と呼んでいます。

 

 

ノーベル物理学賞には、天文学の新分野を開いたと言われる重力波を世界で初めて観測したライゴのチームを率いる米国の3人の博士に授与されることになりました。重力波は物体が動くと周りの空間が伸び縮みし、ゆがみが波のように宇宙に広がる現象です。

 

 

天文学を含む地学はどちらかというと地味で、高校での授業自体がなく、大学受験にも関係がない人がほとんどです。佐世保三高でも西高以外は地学をやっていません。しかし、物理の世界も天文学の世界へどんどん進出しています。物理学者には今後地学の知識も重要になってきます。その底辺拡大のためにも、高校地学の取り扱い方を少し考えなければならないのではと思います。

 

 

 

 

10月10日(火)
またもやダイアリーに長い間穴を空けてしまいました。考査対策が終了した途端、別件にエネルギーを注いで、ついついこのダイアリーを疎かにしてしまいました。隙間時間を構築することの難しさを痛切に感じます。恥ずかしい限りです。それがわかっていながらも、受験生には隙間時間を活用することを勧めます。

 

 

受験を通して、そのようなことを訓練したかどうかで、社会人になってその必要性が大きくなったときに、スムーズに実践できるかどうかの差が大きいと思います。現在進行中の総選挙に立候補しているような方は、普段の時間の使い方もこのような期間の時間の使い方も半端ではありません。

 

 

選挙では自分が支持する候補者だけが一生懸命頑張っているいい人に見えがちですが、すべての候補者が私達一般人と比べれば雲泥の差のタイトな時間で、世の中のために頑張っています。政治家はどちらかというと煙たがられるような存在でもあります。しかし、政治家をただ批判して、選挙にも行かないような人の方が、単なる無責任で批判されるべきだと思います。自分が政治家と同じような時間の使い方や思考ができるかどうかを考えれば、選挙を棄権するというのが自己中で恥ずかしいことだとわかります。投票率100%の社会になれば、誰が首相になるかよりも、きっと素晴らしい社会になると思っています。

 

 

 

10月11日(水)
今日も暖かったですねー。10月中旬とは思えない気候でした。明日の夕方からは雨が降り出し、気温も雨の度に少しずつ下がるみたいです。このような時期に風邪をひいて体調を崩す人が例年発生しています。気候に合わせた服装や部屋の温度に留意して、風邪をひかないようにして下さい。

 

 

衆院選の期日前投票が今日始まりました。一部の自治体では、通勤・通学者の利便性を考慮して投票時間を早朝に繰り上げたり、夜間に延長したりしています。規定で2時間以内の操作は、自治体の判断でできるはずです。大阪の箕面市では午前6時半から午後10時に投票時間を拡大した結果、今日の第一号投票者は女子高生だったということです。

 

 

このような自治体の努力がきっと投票率のアップをさらには政治離れを少なくしていくのではないでしょうか。素晴らしいことだ思います。また、若者の投票率が低いマイナス要因として、成人式が古いシステムのまま行われていることです。大学生が地元の成人式に出るために、住民登録を実家にしていて、現住所では投票権がなく、わざわざ帰省してまで選挙に行かないのです。参政権の年齢引き下げを行ったのだから、諸々のシステムも変更しなければならないと思います。

 

 

 

 

10月17日(火)
またもや6日ぶりのダイアリーになってしまいました。これではウィークリーですね。申し訳ございませんm(__)m日曜日は小学生の保護者会を開催したところ、悪天候の休日にも関わらず多くの保護者にお集まり頂き、心より感謝申し上げます。ティータイム形式で行いましたが、保護者の方々のご意見、ご要望も身近にたくさん聞くことができ、私どもも開催して良かったと思っています。数ヶ月後にまた他の学年で実施させて頂きたいと考えています。その節も多くのご参加をお待ちしています(^^)

 

 

県教委が昨日、4月に実施された全国学力テストの市町村別結果を明らかにしました。長与や小値賀は全教科で全国平均を上回っていますが、佐世保市は残念ながら、全教科で全国平均を下回っています。市教委にはこの原因を早急に調査し、対策を練って頂きたいと思います。

 

 

佐世保に県立中学が出来てから、受検する小学生と受検しない小学生の間の学習時間の格差が広がっているような気がします。受検しない小学生の中にも優秀な児童はたくさんいます。さらに、受検はしないけど将来は難関大学へ進学したいと思っている子もたくさんいます。しかし、そのような生徒に対応した塾が佐世保にはありません。そこで、フクダスタディーでは、来年度から中学受験をしない生徒のためのハイレベルクラスを新設することに致しました。もしそのような方をご存知でしたら、是非ご紹介頂ければ幸いです。

 

 

 

 

10月24日(火)
総選挙が終わりました。県北地区の有権者は私の考え方と異なる方の方が多いものだと改めて気づかされました。何とも言えないショックがあります。自分が大好きな音楽を、あの曲うざいと言われたような感覚です。私の考え方のどこが世論からズレているのかを冷静になって考えなければならないと思っています。

 

 

この2週間ほどは、色々な方々と議論や作業をする時間が非常に多く、普段関わり合いが少ないタイプの人達の考え方を知ることができ、とても勉強になりました。やはり、人間は色々な人と触れ合わないと成長できないものだと痛感します。そして他人がどのような根拠のもとにそのような発言をしているのかを考えると、他人の考えがだいぶわかるようになる気がします。

 

 

中学生も高校生も生徒会や委員会などで人のお世話役をする機会があったら、積極的にそのチャンスを獲得した方がいいと思います。頭ごなしに言っても聞いてもらえないことはたくさんあります。しかし、ここはという時にはしっかりと自分の主張をしなければならないこともあります。他人の考えをまとめたり、多くの人の意見をあらゆる角度から個別に近い形で聞いたりしなければならないこともあります。そのような経験を積むことは、大学生になっても社会人になってもきっと役立つはずです。

 

 

 

 

10月25日(水)
大学入試改革において、名称や実施方法もほぼ固まりました。センター試験が現在の高校1年生で終わることはご案内の通りです。現在の中学3年生以下は、大学入学共通テストを受験することになります。特に大変なのが現在の小学6年生から中学3年生までです。英語において、民間の4技能試験が活用されることになり、現在のマークシート方式の2技能テストと民間試験の選択ということになっています。

 

 

 

選択なのになぜ大変かと言うと、国立大学の入試に関わる理事会が、国立大学志望者はマーク式と民間試験の両方受験するようにと決定したのです。英語においてはかなりの負担増になることは間違いありません。それも民間試験は、高校3年生の4月〜12月の間のものが有効と期間限定です。フクダスタディーでも英語重視を真摯に受け止め、来年度からは英語がかなり強化できるようなカリキュラムにします。

 

 

 

基礎学力テストと案内されていたものは、「高校生のための学びの基礎診断」と名称を変えました。ところが、このテストは入試での利用は当面見送りになったのです。大学入試の1点2点の差で合否を決めるのは問題だから、高校在学時の基礎学力も加味しようという方針だったはずなのですが、いつの間にか方向が変わって、少し唖然としています😅

 

 

 

 

10月26日(木)
近頃、連続して不登校のご相談を受けています。今日も教室生ではない方のお話を1時間半みっちり伺いました。まずは自虐的にならないように、すべてを受け止めてあげるべきだと思っています。そこまでは精神科医も学校の先生も同じだと思います。しかし、その後の対応には職種、カウンセラーの経験によってかなりの差があるようです。

 

 

 

私はまず焦ることを避けるように親御さんを説得します。しかし、多感な青春時代を孤立させ、青春の思い出作りができなくならないようにと対策を考えます。できることなら中学、高校時代を同年代の仲間と触れ合わせたいと思います。しかし、それが不可能なら大学や専門学校などの新天地でリセットできるような考え方を身につけさせようとします。

 

 

 

高校卒業の資格さえ取って、入学試験を乗り越えれば大学へ行くことは可能です。しかし、そこで過去とは違う新たな感覚を身につけていなければ、また同じことの繰り返しになる可能性が高いと思っています。私が塾講師としてまだ経験が浅い頃、医学科へ入学するに至った生徒が、結局は大学を辞めてしまったこともありました。30年間塾講師をして、そのような悩みを抱えている生徒に対し、いい方向へ導くことができる可能性がやっと高まっているような気がします。

 

 

 

 

10月29日(日)
「長崎角煮まんじゅうを世に広めた男」という演題の講演を聞きました。成功者の話はやはりためになります。相談役がお話をされたのですが、成果が出る要因はプロセスを非常に重視されているところにあるのではないかと感じました。

 

 

お客様第一主義、全従業員の物心共に幸福追求、笑顔につながる社会づくりを企業理念とし、単なる目標ではなく、一つ一つの理念にコミットされている姿がひしひしと伝わってきました。しかし、そんな素晴らしい方なのに、実は中学校も不登校で、高校も中退され、調理師学校へ行ってレストランへ就職するもそんなに長く続いていないのです。

 

 

学歴はなくとも、本当に物事を深く考えていらっしゃるのがわかりました。少し個別にお話もさせてもらいましたが、さすがに13億円の売り上げを出されている方です。学年では私より一つ下ですが、今年ご子息に社長を譲られていて、決断力も半端ではありません。高学歴であっても、表面的な思考しか出来なければ、社会では通用しません。深い思考を常にできるようになり、学歴があったらなおさらいいはずです。君達にはそういう成功の素養を身につけて欲しいと願っています