福田英治 STUDY DIARY H30.11

11月4日(日)
体罰や暴力は「勝利至上主義に陥ることから生まれるものだ」という論調が多いように感じることがあります。今日の長崎新聞の声、みんなの広場でもそのような見解が述べられていました。勝利至上主義は悪の権化のように錯誤してしまうことが多いと思います。しかし、よく考えると、勝つことを目標にするのがスポーツであるはずです。勝利を目指すから頑張れるのではないでしょうか。勝ちたいから、厳しいトレーニングにも耐えられ、結果、強靭な精神と肉体が備わり、社会へ出てからの財産となるようにも思えます。受験勉強もまったく同じではないでしょうか。

 

 

 

 

勝ち負けを争わない「仲良しクラブ」では何も学べないし、磨かれないはずです。勝つためには厳しさが求められ、それが教育となります。競わずしてスポーツは教育として成り立ちません。戦後、いびつな平和平等主義が蔓延し、戦わない、競わない、順位を決めないことが『善』であるかのような教育が施されてきました。競って勝つのは美しいことであります。「美しさ」の根底には必ず「厳しさ」があるはずです。スポーツに限らず、芸術、文化活動においてもしかりです。他人より良いものを作り上げるために努力し、自らを磨き進化していくのです。勝利に向けてひたむきに精進するからこそ人は進歩するのです。ただ私達が忘れてならないのは、勝利至上主義には精神の高潔さが内包されています。物質至上主義より、はるかに気高く尊い心の行為であるはずなのです。だから、勝利至上主義には心の教育を同時に進めて行かなければならないものだと痛感しています。

 

 

 

11月21日(水)
何かと時間に追われる日々で、ダイアリーを3週間近く放置していました。読んで下さっている皆さんに申し訳ないとも思っていますが、それ以上に自分自身が情けなくなります。私達は何かをやるにつけて、自分への責任感を常に持っていなければならないと思います。期限が決まっている仕事や宿題を一日くらい遅れても大して影響はないという気持ちが芽生え始めたら、人間の甘えが助長され、何ごとへもルーズになっていく兆しではないでしょうか。残念ながら私自身も教室スタッフにも当てはまる部分があります。フクダスタディー、スタッフも生徒もみんなで期限厳守を励行するようにしましょう!

 
 

 

先週の土曜日は、佐世保市体育協会主催の第1回企業対抗ふれあい運動会にフクダスタディーSASEBOチームも参加しました。久しぶりに総合グラウンドでかけっこの真似ごと程度動いたら、まだ筋肉痛が残っています。しかし、9チームが参加する中、なんと我がチームは準優勝しました。賞品に電子レンジを頂きましたので、生徒の皆さんが使っている休憩室のレンジを新調します。さらに参加賞でミニカップ麺を数十個頂きましたので、食べたい方はスタッフへ申し出て下さい。なくなるまで一人一日一個無料配布します。大したチームが出ていないのかと思われるかもしれませんが、優勝は親和銀行、三位は西肥バスという大手の会社の中にくい込んだ価値ある準優勝なのです🥈😊
 
 

 
 

11月22日(木)

一昨日、大阪で馬場純平先生のセミナーを受講しました。やはり、一流の先生は違います。現在、駿台予備校のエースとも言える佐世保出身の英語の先生です。現在、うちのブロードバンド予備校でも英検対策講座を中心に教鞭をとって頂いています。いかに英語を身につけさせるかに重点を置いて指導なさいます。英語を理解させる授業は、ある程度の経験がある先生だとさほど差がありません。私もその部分では、とちらかと言えば自信を持っています。今までにもそれなりの実績を上げてきたつもりです。しかし、英語を本当に身につけさせているかと言われるとちょっと不安になってきます。

 
 
 

残念ながら、今の学校の授業では、英語を使えるようにまずなりません。長文指導でも全訳などをやることで、英語はどんどん使えなくなります。しっかり理解させた上で、自分の声で何度も反復読解させるという工夫で読めるようになっていくのです。そこまでは私も今までに理解していましたし、実践してきました。しかし、その効果を高めるためには、幾つかの読み方を融合させる必要があるとのことです。解説だけで終わる授業ではなく、一緒に訓練して身につける授業でなくてはならないのです。フクダスタディーの英語の授業方式もしばらく研修を積み、来年2月からは、馬場純平方式を実践します。また、英検、GTEC対策に、馬場先生のブロードバンド授業の受講を絶対お勧めします‼️面接対策も含んで、準一級まで対応できます。君達の英語力が飛躍的に上がる姿が目に浮かび、嬉しくなってきます😊

 
 
 
 

11月27日(火)
明後日からは高校生が年内最後の考査です。北中、市立中学でもほとんど定期試験が終了し、当教室の生徒達は全体的に成績を上げているように思えます。学年1位が取れている学年もたくさんあります。気分良く新年を迎えられるのではないでしょうか。しかし、学年1位の人でさえ、全教科が完璧というわけではありません。自分の弱点補強を冬休みにかけて、しっかり頑張って欲しいと期待しています。高校1.2年生は気持ちよくお正月を迎えられるように、まずは来週の火曜日まで考査対策に全力投入してください!
 
 

 

県教委の県高校改革推進会議が適正な学校規模の基準を議論の末、結論を持ち越しました。私は、話し合いが的を得ていないようにしか思えません。現在、一学年4~8学級が適正規模とされていますが、実際は1学年3学級以下の学校がすでに44%を占めているのです。有名無実な適正規模より、地域に応じた個別案件として議論すべきなのではないでしょうか。そして、一学級の人数にもコンセンサスがはっきりしない基準を作らずに、学校の運営方針に応じて人数を設定すべきだと思います。とにかく、教育行政のあり方にはメスを入れるべきことがあまりにも多いように感じます。メスを入れるためには、私達は何をしなければならないのかを考えます。やはり、メスを入れることができるような政治家を選ばなければならないのでしょうねー。