福田英治 STUDY DIARY 4月号

4月1日(土)
まだ肌寒く、例年より少し遅い桜の開花ですが、平成29年度がスタートしました。元号が昭和から平成に変わってもう30年近く経つのですね。その平成も間もなく変える方向で議論が進んでいます。

 

 

そう考えたら、この平成29年度をとても大切にしなければならないように尚更感じてしまいます。今年は、満開の桜のもとで始業式、入学式が行われる可能性も高いと思われます。始めよければ終わり良しとも言います。桜並木を眺めながらスタートする今年度を素晴らしく開花させましょう(*^_^*)

 

 

ところが、今日の自習室は閑古鳥でした。20時には自習室の電灯を消すという事態が発生しました。電気代は安くなりますが、私達はそれを望んでいません。22時半まで自習室の電灯を一人でも多くの人で煌々と点灯してもらうことを望んでいます(*^_^*)

 

 

 

 

4月3日(月)
昨日は教室を閉めた後、先輩からお誘いがかかり、閑古鳥が鳴いているのではないかと思える佐世保の繁華街へ登場してしまいました。花見の後の二次会などで人が多いのかと思いきや、ひと気がここまで少ない山県町もあるのかというほどでした。

 

 

 

すると、私達が入った飲食店で税理士のグループと居合わせました。ちょっと聞き耳を立てると、税務のことではなく、塾の話をされているではないですか。はしたないとは思いながらもついついよその話が気になってしまうのです😅

 

 

 

私もうちの講師もお手伝いをしていた英語塾で、うちのグループ塾とも言える塾のことが話題に上っていました。子供を行かせ始めたら、みるみる英語の点数が上がってきたのにはビックリで、どんな魔法があるのだろうかと皆さんが口を揃えておっしゃっているではありませんか。フクダスタディーを直接褒めてもらっているわけではありませんが、気分が高揚し、いつの間にかその輪の中に入り、盛り上がってしまいました。その後、帰宅時間がどうなったかはご想像にお任せします😅

 

 

 

4月4日(火)

私の執務室から見た佐世保川沿いの本日の桜並木です(^-^)

 

 

 

 

4月5日(水)
私の単なる好みで言えば、完全な和風とか純粋な英国風とか~~流作法とかいうような単独文化のみが継承されているものがあまり好きではありません。和菓子も嫌いです😅多文化の良さが混じり合ったものを中心に、人工的な和風とか欧米風というものが好きです。

 

 
道徳の教科書検定や教育勅語の教材使用の話には驚くばかりです。呆れて言葉も出てきません。形骸化された愛国心を重視する安倍首相の思想そのものですね〜。私はこの方を支持する気にもなれず、なぜこの支持率が維持できているのかも未だに理解できません。

 

 
神や先祖に対して、感謝の気持ちを持つのは当然のことだと思います。天皇や親兄弟に対しても然りです。しかし、国家が純和風の形や国民を臣民と捉えたり、皇室国家のために一身を捧げたりすることを教育の中で浸透させるべきことなのでしょうか?心の中を一様にすべしという考え方は絶対的な危険思想だと思います。

 

 

 

 

4月6日(木)
近頃、授業で留意していることは、生徒達が習ってきた、あるいは今習っている先生の指導法をいかに活かすかということです。生徒達の限られた時間を有効に活用するためには、今までの積み重ねを有益にしなければなりません。

 

 
どちらかというと、勢いでやっていた30代、40代前半は、私の指導法はこれだということを強調していました。特に数学においては、鮮やかな解き方を披露し、正直、凄いと言われることに快感を覚えていました。しかし、10年ほど前から他の先生のいい指導法も好ましくない指導法も独特の指導法も、生徒達のノートや演習を通して、かなり意識的に見てきました。

 

 
そうすると、こういう先生の後はこのようにもっていけば効率的だというのがかなり具体的にわかってきました。塾講師30年間でやっとここまで辿り着いた感じです。もしかしたら塾講師として今がピークかもしれません。今後は、老化による知力の低下を和らげるように、今まで以上に問題作成や演習の量を増やさなければならないのかもしれません。

 

 

 

 

 

4月7日(金)
フクダスタディーでは合格者数の発表はしていません。これは一人で数校合格している分までをいかにもと発表することで、入試制度のあり方を違う方向にもっていくと思うからです。典型的な例が、長崎県の公立高校の国公立大偏重主義です。国公立合格者数を競うあまり、生徒の進路を不適切な方向へ誘導しているからです。

 

 

 
しかし、うちの教室出身の先輩方がどのような大学へ進学したのかというのは、塾を決める意味でも、自分の立ち位置を知る意味でも大切だと思い、実際の進学先だけ公表しています。フクダスタディーネット時代から合わせると、医学科進学者だけでも私の年齢の数を超すことができています。

 

 

 

 

商売柄かこの時期のサンデー毎日だけは買ってしまいます。そして、医学科の合格者輩出高校が気になります。そうすると、各大学毎に断トツの高校があるものです。例えば東大、京大は灘、大阪大は甲陽学院、九大は久留米附設などです。長崎大は佐世保北という日を私は夢見ています(^^)当然、フクダスタディーが頑張ればいつか達成できると信じています。

 

 

 

 

4月8日(土)
またもや情報管理の問題が県内の公立中学校で発生していますね。一部の生徒が、教員用ファイルに保存された生徒の成績などを閲覧していたということです。校務用PCのサーバーと各教室のPCが接続した状態だったことが原因だそうです。

 

 

県教委は各市町教育委員会に情報漏洩やシステム点検について注意喚起する文書を出す予定とのことです。しかし、このような対応で本当に解決するのでしょうか。PCは何となく皆さんが使えるようになっていますが、システムについては無知の方が多いのではないでしょうか。学校の先生も同様だと思います。

 

 

 
情報管理についての講習や指導をもっと一般的にしなければならないのではないでしょうか。今の大学生は大学で学んでいるケースが多いですが、社会人の方ではPCの操作法しか知らない人も多いと思います。市町村が各団体、学校や会社に積極的に声掛けをし、自治体毎にPCの安全管理レベルを上げなければならないと感じています。

 

 

 

 

4月10日(月)
大学に関することでも、色々なランキングが発表されています。今日、私が目にしたのは「入学後、学生を伸ばしてくれる大学」というものでした。全てを真に受け止めるのはどうかと思いますが、参考程度に見るのはいいかと思います。

 

 

ベスト10は下記の通りです。1位東北大、2位東京大、3位金沢工業大、4位東京理科大、5位国際教養大、6位京都大、7位早稲田大、8位大阪大、9位武蔵大、10位産業能率大となっていました。

 

 

各大学の特徴や入試制度や難易度には、日頃から気に留めて欲しいと思っています。今年の3月より進路指導NETというサイトをフクダスタディーでも運営しています。下記の進路指導のバナーをクリックして、会員登録をすれば無料でいつでも自由に使う事ができます。非常に便利なツールですので、是非活用して下さい。(^ ^)

 

 

 

4月11日(火)
睡眠の重要性を意識して欲しいと思うことが、時折あります。しっかり眠るほうが、絶対に学習効率は高まります。宿題に追われて、今日はほとんど寝なかったという声をちらほら聞きます。結局は、宿題を提出することで平常点は確保できますが、その日の学習効率は確実に落としています。

 

 

 

平均6.5時間~7.5時間眠るべきとよく言われます。高校生はなかなかこの時間を確保することが難しいかもしれません。しかし、できるだけこれに近い時間を休んで、記憶力、集中力、思考力、判断力をベストに近い状態で日々過ごして欲しいと願っています。

 

 

 

ただでさえ、学校の宿題などに追われ、睡眠時間が短くなっています。それに加え、寝る前に筋トレなどの激しい運動やSNSなどのやりとりや熱い湯船にゆっくり浸かるのは、NGだと言われています。頭や体が興奮し、体は眠りモードに移行しないのです。熟睡をして、翌日を価値ある一日にして下さい(^。^)

 

 

 

 

4月13日(木)
数学協会の2年前の年次大会で、ロシア人の講師があと2年でブラックホールの存在が証明できると言っていました。すると、一昨日EHTに参加する天文学者らが、ブラックホールの撮影に史上初めて成功した可能性があると発表しました。

 

 

私はもうビックリです‼️東大であの講義を受けてほぼ2年。仮説通りに観察できた可能性が高いのです。その講師は、緻密に高等数学を使って時間軸を計算していました。世界でトップレベルの数学者はやっぱりすごいですね。

 

 

トップレベルと言えば、浅田真央ですよねー。
私たちが見る彼女は、いつも華やかな舞台で輝いていましたけど、普段は冷たくて硬い氷の上で、地道に練習を続ける日々だったはずです。けがや痛みも絶えなかったでしょう。それでも言い訳をせず、真摯にスケートに取り組んできた彼女の強い気持ちや純粋な思いが、私たちの胸を打ちました。そして、誰からも愛される存在になっていたのでしょう(^ ^)

 

 

 

 

4月14日(金)
教室の前の佐世保川沿いも、春風で桜吹雪が舞い、佐世保川は桜の花びらで一面に覆われていました。窓からこの景観を眺めると平和を感じ、5月、6月の行事が脳裏に浮かび、この期間にみんなが効率的な学習ができる方法をついつい考えてしまいます。

 

 

 

約30年間もこういう業界にいて、その時々の方法論をまだ構築できていないのかと思われるかもしれませんが、社会背景も常に変化し、環境が変われば生徒達の思考も変化しています。その場にあった方法論を常に考え続けなければならないと思っています。

 
バランス感覚を保つということは、私の日々のテーマです。人間の考え方は一人ひとり異なります。それを無理に一つにしようと思ってもできるわけかありません。しかし、年齢を重ねるにつれて、経験からか脳が委縮するのか、考え方が凝り固まる傾向にあります。私はそうならないように、自分の経験に甘んじることなく、さらに視野を広げる経験を積むように試みています。私の考え方が、だんだん凝り固まったジジイになっていると感じられた方は是非是非教えて下さいね〜(^ ^)

 

 

 

 

4月17日(月)
今日の昼間は、昨日と打って変わっての豪雨でしたね〜。私はバスで出勤したのですが、バス停から教室までの間に傘をさしているのにズボンがびしょびしょになりました。佐世保川の水かさもだいぶ増していました。

 

 

 

この気候の変化で体を壊さないようにして欲しいと願っています。体が暑さにはまだ慣れていません。中総体、高総体まで2ヶ月を切り、練習も激しくなってきます。熱中症になりやすい条件が揃っています。水分補給と十分な睡眠をとって下さい。

 

 

 
天気も数日の周期で変わり、平年に比べ気温も高く、降水量もやや多めと予想されています。最高気温は20℃を超える日がほとんどです。週末から来週月曜日までは特に高めの予想です。自然現象とも上手に付き合っていきましょう(^ ^)

 

 

 

 

4月18日(火)
ITの変化は凄まじいものがあります。IT領域はこの10年で他産業に比べて約3倍の成長率で、LINE、facebook、Amazon、Microsoft、Googleなど目にしない日がないくらいです。

 

 
トヨタが2020年に全自動運転車の市販発表を予定していますし、サッカー岡田監督のチームFC今治もITを駆使していますし、回転すしでもICチップ➕ビッグデータ解析で1分後と15分に握るネタを決定し廃棄を減少しています。

 

 
過去10年間でスマートフォン等が普及し、私たちの生活を変えたように、現在開発中の技術が10~20年後の社会を変えていくことが予想されています。そうなると、ブルーカラーだけでなく、ホワイトカラーの多くの仕事も失われると見込まれます。上部の情報だけに振り回されず、ITについての深い知識を得ることは今からの社会人には必須だと思えます。

 

 

 

 

4月19日(水)
昨日、文科省の全国学力テストが行われました。小学算数A、B、中学数学A、B、小学中学国語A、Bの8科目をすべて解いてみました。以前よりもいい問題になっているのではとないかというのが率直な感想です。

 

 
特に、国語でB問題は採点までを考慮した記述問題を工夫して作問しているのが伝わってきました。あえて厳しい見方をするなら、日常で直面する場面は若干変わりつつあるのではないだろうかとも思えました。

 

 
どこの業者が作成したのかしりませんが、以前作っていた業者と変わったのではないでしょうか?各教科の教授法などを指導している教授などがもっと関与できる仕組みを構築すれば、さらにいいものができるのではないかと思います。

 

 

 

 

4月20日(木)
衆院小選挙区の0増6減における区割り改定案が勧告されました。候補者調整に火花、解散秋以降強まる、与党 勝利に向け対応強化、野党 地方切り捨て懸念などの新聞の見出しが走っています。

 

 

 

しかし、このような改革で十分なのでしょうか。なぜ大幅な議員減ができないのでしょうか?本当に国民のことを思うなら、各県1名くらいの規模で50減くらいして、数百億円の歳出削減をすべきなのではないでしょうか。

 

 

 

ところが、各議員のコメントを読むと、誰々先生の選挙区が区割り変更になって断腸の思いだとか、自分達のポジションを守るための発言ばかりが目につきます。私たち国民がもう少し賢くなり、世の中のために頑張ってくれる人を選ばなければならないのでしょうね。

 

 

 

 

 

4月21日(金)
世間ではゴールデンウィークの話題が出始めています。今年は5月1、2日まで休みにすると、9連休となるのですね。九州各地では伝統の祭りやイベントが目白押しで、旬を迎えた味もたくさんあります。

 

 

うちの教室は30日日曜日だけがお休みで、残りのGWの日々は12時あるいは11時20分から22時30分まで開けています(最終日の7日は18時半まで)。なぜ開けるのか、皆さんには理解できるはずです。

 

 

ズバリ、連休明けの11日から考査が始まるからというのが一番大きな理由です。今年度最初の考査を中途半端な気持ちで受けるわけにはいきません。中総体、高総体へ向けての練習も強化されるでしょう。しかし、皆さんなら両立できると信じています(*^_^*)

 

 

 

4月22日(土)
久々に朝ゆっくりして、教室へちょっと立ち寄り、長崎空港へやってきました。明日、日本全国から地域ナンバーワンと言われている学習塾のオーナーが集うのです。その勉強会に参加させて頂くための前泊です。

 

 
すると、長崎空港のラウンジアザレアで隣のシートに座っていらっしゃるのが長崎県出身の元NHKアナウンサーで今は民放のバラエティーなどでも司会を務めるKさんではありませんか。競馬新聞をひたすら眺めていらっしゃったので、ついつい私の予想まで披露してしまった次第です(*^_^*)

 

 
しかし、ラウンジを出るときにはサングラスを着用し、保安検査場をギリギリの時間に通過され機内へ直行です。テレビに出演される有名人はやはり大変ですね。プライベートな時間を持つことが本当に難しいのだと思います。

 

 

 

 

4月24日(月)
昨日は一日中セミナーで鍛えられました。東京駅前のオアゾから見える東京都心の景観は抜群です。東京でも働く娘と晩飯を一緒にし、その後はホテルに戻り、ばったん休です。今朝は7時半から早稲田大学を2年前に卒業した塾講師希望の方を品川で面接しました。久しぶりに満員電車に揺られての出勤は何とも言えません。

 

 
新しい給付型奨学金の推薦指針が各高校へ通知されました。条件が住民税非課税世帯ということですので、幅広い奨学金とは言い難いですが、優秀なお子様が家庭の事情で進学出来ない場合の救済措置政策としては必要なのでしょうね。

 

 
夕方、教室に戻り、高3生の化学の授業をすると、前回の授業の内容がほとんど消えてしまっています。もう少し、しつこい小テストをしなければならないと思うと同時に、覚えるということの意識改革に少し精を出さねばならないと痛感し、出張後の授業にさらに疲れ切った私でした。しかし、このおかげで、明日からまたやりがいのある燃える授業が展開できると喜んでいる私もいます(*^_^*)

 

 

 

 

4月27日(木)
心理学用語で、動作の実行段階で発生するヒューマンエラーのことをアクション・スリップといいます。慣れた動作は体が記憶していて、意図するだけで意識しなくても実行できます。この能力が時として落とし穴になってしまうのです。

 

 
いつもの手順で数字を入力してエンターキーを押したり、かな入力をし、変換キーを押して確定する。何も考えずに同じ動作を実行してしまうのです。アクション・スリップによるケアレスを防ぐには、意識して行うことが大切です。テストで計算ミスや符号のミスをおかすのも同じ原理です。

 

 

 

重要な操作をする時はひと呼吸置いて、最後の実行をする。動作する前に指さし確認や声出し確認など、これからやるべきことをひとつひとつチェックする。慣れている作業でも何かしながらやらない。ということが大切なのだと思えます。

 

 

 

 

4月28日(金)
明日から大型連休がスタートします。小中高生の皆さんは1日、2日がある関係で連続にはなりませんが、2連休プラス5連休です。部活では本格的な練習を集中してする期間でもあります。しかし、もっとやらなければならないことは、2月の考査以降の復習です。

 

 
北中生、高校生は連休明けにすぐ考査が待っています。最初のこの考査では、他の考査以上に勉強量と得点が比例するのではないでしょうか。推薦を狙っている人には当然重要な考査にもなります。ということは、この連休の過ごし方は非常に大切だということになります。

 

 
武士道には相手が病気や難儀の時に親切にしない者は腰抜けだというような教えもあります。私達も君達が勉強をやらねばならない時に放置するわけにもいきません。全スタッフ、連休中は毎日出社です。連日、みんなでお待ちしていますよ(^ ^)

 

 

 

 

4月29日(土)
フランス海軍の艦艇までが佐世保に入港してしまいましたー
訓練だけで終わることを祈っています。