福田英治 STUDY DIARY 6月号

6月4日(日)
教室を31日から昨日3日まで4日間お休み致しました。高3生にとっては最後の高総体でしたので中途半端な気持ちでは臨んで欲しくないとの思いでした。結果はインターネットで見させてもらっていますが、納得のいく高総体になったでしょうか⁉️

 

 

もちろん、どのような結果であろうとも、君達が高校生活を通して得る大きな資源の一つになることでしょう!あとは部活をスッパリと忘れて下さい。明日からは本格的な受験生です。他の学年の人は部活での役割も大きくなるでしょう。しかし、勉強を疎かにしてはいけません。部活も勉学も今まで以上に頑張って欲しいと思っています。

 

 

私は佐世保で4連休も過ごしたのは、今回が初めてかもしれません。いつも教室の休みに合わせて出張などを組んでいるからです。家庭の事情もあり、幹事をしなければならない懇親会などもあり、約束していたゴルフもあり、佐世保ライフを満喫しました。そのように色々な諸事を行なったのは確かなのですが、結局教室には毎日出てきました。本来、休日に家でゴロゴロしていることをもったいないと思う私は、教室の休みに合わせて出張する方がいいみたいです。

 

 

 

 

 

6月5日(月)
アマチュア天文家が以前発見していた小惑星に福岡県岡垣町の町名で「okagakimachi」と命名されました。岡垣町は北斗七星が海の水をくむように見える「北斗の水くみ」と呼ばれる現象を観測でき、観光振興に生かしています。

 

 

私はこういうことが真の地域振興だと思います。その地域の地理的条件などを最大に活かし、ならでわを作りあげ、一部の愛好家で有名になったことでもいつの間にか一般の方々にも広がっていくという姿です。

 

 

佐世保でも2年後に生物オリンピックの国内予選、翌年には世界大会である本戦が開催されます。しかし、市民には全然浸透していません。九十九島を中心に佐世保特有の生物は多く存在します。まずはそのような材料を何らかの起爆剤にはできないものでしょうか。そういう機運を活かして、生物オリンピックが開催されたら、きっと大成功をおさめ、生物の街佐世保も夢ではないような気がします。

 

 

 

 

 

6月6日(火)
私達は概念やスキーマを形成するときに事例を通して理解していると言われます。またその事例を思い浮かべたり、見て学んだりするので、その人、その人の概念に差が出てきます。その中でも、らしいものを典型例と呼んでいます。だから、みんなが同じ典型例から概念を形成しているわけではありません。

 

 

 

要するに、概念を形成するときに、あまりにも特異な事例ばかりを通して理解すると概念が他の人と大きく異なってしまいます。自然概念は言葉での定義が不可能とも言われています。例えば、山と丘の違いは何でしょうか?辞書を引くと、山は平地よりも高く隆起した地塊、丘は低い山と書いてあります。境界がはっきりしないから言葉での定義が難しいのです。しかし、今までに見た事例で、それぞれの人が山や丘の概念を作っているのです。

 

 

 

学校の勉強では、教科書という事例を通して概念を形成することが多いと思います。入試問題の多くは教科書の概念を基に発展させています。部分的な専門性をもった先生が教科書は間違っていると指導されることがあります。それはその先生の概念が特異な事例を基に形成されているからです。初学者の君達はできるだけ教科書事例を通して、概念を形成して下さい。その後で、概念の幅を広げた方がいいと思います。

 

 

 

 

 

 

6月7日(水)
佐世保南高の女子バスケットが県高総体を制しました。どの競技も県で一位になることはたやすくありません。しかし、その中でも進学校が野球、サッカー、ラグビー、バスケなどのメジャーな団体競技を制することは一段とハードルが高いものです。本当に素晴らしいと思います。インターハイでも力を出し切って欲しいと願っています。

 

 

 

佐世保南高女子バスケット部で、うちの教室にも通っている生徒がいます。今まで以上に練習が厳しくなるかもしれません。しかし、ここからが正念場です。進学校がスポーツの試合で勝つことに価値があるのは、勉強とスポーツを両立できているからです。これからも頑張り続けることを期待しています。

 

 

 

中国では大学入試である高考が始まりました。お隣の韓国の大学入試も大イベントですが、中国ではそれに拍車をかけたように国全体が高考一色です。日本ではセンター試験の受験者が50万人程度ですが、中国では940万人です。よその国の入学試験を見ると、日本に育って良かったと感じるかもしれませんよ(*^_^*)

 

 

 

 

 

6月9日(金)
新しいビジネスがどんどん世の中に顔を出しています。ソフトバンクは数年前からロボット事業に乗り出していましたが、今回は軍事ロボットの開発をしていた米国の企業を買収しました。私はこのニュースを聞いて良かったというのが正直な感想です。

 

 

 

ソフトバンクの特別なファンというわけではありませんが、グーグルの傘下に軍事ロボットの開発会社をおいていて大丈夫なのかと危惧していました。また日本でも軍事部品になりそうな物資を輸出している企業や、今の政権絡みの企業が買収していたら
なんか心地悪い思いを抱き続けなければならなかったかもしれません。

 

 

 

ソフトバンクはこのロボット事業を通して社会の仕組みを変えてくれるかもしれません。スマートフォンがここまで私達の生活を変えたように、このロボットが今の常識では考えられないことを近未来の普通にしていることだと思います。孫社長は、「人間の能力では解決できない数多くの課題が存在する。スマートロボティクスは情報革命の次のステージの重要な推進役」と発表文でコメントしています。

 

 

 

 

 

 

6月10日(土)
今日から中総体です。高総体とは違って市内での闘いなので、みんなが参加する大会というイメージがあります。しかし、その中でも更に高みを、県中総体を目指して、今までの練習の成果を存分に発揮してくれることを願っています(*^_^*)

 

 

 

私達が中学生の頃は日教組が強く、中総体のあり方までが変えられました。時間外に練習する部活は社会体育とみなされ、中総体へ参加する権利がなくなったのを覚えています。今、考えたら教員のエゴで生徒達の日々の練習成果を披露する機会を奪い取ったのですから、許しがたいことです。

 

 

 

しかし、その反面、私は複数の競技で県大会へ出場できたのも事実です。水泳などはスイミングクラブの連中ほど速くないのに、部活レベルでは市内の上位でしたから、県中総体へ出場できました。また、ソフトテニスでも県中総体へ参加できました。ハンドボールでは冠付きの県大会、九州大会へ出場しました。今、思えば凄くいい思い出です。中学生の皆さん、明日も精一杯頑張って下さい‼︎

 

 

 

 

 

 

6月11日(日)
私の知り合いでは、6月の誕生日を迎える人が非常に多いです。fbのリストでも連日数名の名前があがってきます。私はイベントに対しマメではないので、あまりメッセージを送ったりしませんが、普段会っていない人でも誕生日リストが出てくるたびに、その人の顔を思い浮かべ、その人達と知り合ったご縁を感じ、心の中で誕生日をお祝いしています(*^_^*)

 

 

 

本来、誕生日には親へ特に母親へ感謝しなければならないような気がします。大きなお腹を抱えて数ヶ月過ごしたあげく、出産の苦しさを味わいながらも新しい命を世に送り出した功労者はやはり母親です。そして、親にとっては、子供の一年一年の成長を感じることが一番の幸せだと思えます。

 

 

 

私は幸いなことに60代、70代の先輩方との色々なお付き合いがあります。そして親世代の80代の方々からもよく可愛がってもらっています。目上の方々が誕生日を迎えると本当に嬉しいです。1年でも1月でも長く関わっていきたいと思う次第です。1年に1回は誰でも平等に誕生日を迎えます。時には誕生日に一歩立ち止まって、色々なことを考えるのもいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

6月12日(月)
見え見えの忖度政治でも、世論の支持率はさほど下がらない不思議な国政が続いていますが、県議会も相変わらずですねー。議員定数について協議する特別委員会の設置を提案しながら、定数削減ではなくあくまでも協議を行うと初めから逃げ腰です。

 

 

 

長崎県の人口は残念ながら減少しています。どのような業種でも、対象となるお客さんが減少すれば、スタッフの人員を減少するのは当たり前なのではないでしょうか?2年後の県議選まで、保身のためだけに定数削減をまな板の上に乗せないように精進される議員が何人いるかを見るのが楽しみです。そして2年後にそういう方々の名前は絶対書かないだろうと思います。

 

 

 

米国ではランチの習慣が変わり、レストラン業界が悲鳴を上げているそうです。日本でも長時間労働の解消に向けて生産性向上が叫ばれ、時間内で仕事することを求める動きが強まり、都会のオフィス街の飲食店でさえも店先で弁当を販売する店が目立ちます。食事の時間を削り、来る日も来る日も効率的な時間で食事をすることがいいのでしょうか?政治家と勤勉な労働者の意識格差が大きくなっているように感じてしょうがありません。

 

 

 

 

6月13日(火)
今年度、高校1、2年生には全授業時間の1/6くらいの割合でブロードバンドを用いています。昨年の夏くらいから、講義内容をじっくり吟味してから採用したわけですが、生徒達は分かりやすく、本当の意味がわかったという声を多く聞き、安堵しています。

 

 

塾の授業は時間との兼ね合いで、点数を取ることに重点を置くがために、演習、解説、個別補強に偏りがちです。しかし、化学や数学などでは学校の授業でも原理の解説が十分になされていない場合もあります。当初の私がそうであったように、映像授業を完全に否定している高3生もまだいます。すべてが映像授業だと確かに問題があります。しかし、いい部分だけをうまく活用したら、得点アップは期待できますよ。

 

 

どのブロードバンド授業も第一講目は無料で体験授業を受けることができます。まだ点数を出せない教科がある人は、まず体験してみたらどうでしょうか。さらに今月20日から7月31日まで、夏のスペシャルセミナーと称して3講座まで受講料無料にもなります。もちろん無料講座だけの受講もオッケーです。最大限フクダスタディーを活用して、本番での得点力アップをはかって欲しいと心底願っています。

 

 

 

 

 

6月14日(水)
高校数学で、「座標平面上で、動点Pは1回の移動で点(m+1,n),(m-1,n),(m,n+1),(m,n-1)のどれかに、同等の確からしさで移るものとする。点Pが、原点Oを出発して、4回の移動によって到達する点をP’とする。このとき、点P’とOとの距離の2乗の平均値を求めよ」という問題の質問を受けました。

 

 

 

私は見た瞬間に答えがわかりましたので、だいたいいくらくらいの値になると思う?と逆質問をすると、答えの見当が全くつかないみたいでした。すべてを計算して解答を導くこともたまにはあります。しかし、大抵の場合は図示したりいくつかの例示を書き出したりする際に、何らかの規則性を見つけることも重要です。

 

 

 

対称性を使えばすべてを計算する必要もありません。一部だけを考えることで全体が見えます。図形問題で補助線を入れる際にも何らかの意味で対称性に依存していることが多いです。数学の基本的性質の中には、次数、偶奇性、凸性などとありますが、最も広い範囲で関与する性質は対称性だと思います。高校数学をたまには解いてみようと思われた方は、上段の問題にチャレンジしてみて下さい。答えは4です(*^_^*)

 

 

 

 

 

6月15日(木)
長崎県公立学校教員採用試験の志願者が1980年度以降で最も少なくなりました。社会情勢を勘案すると頷けるような気もします。モンスターの発生、子供達の新種の権利の主張、企業の人員不足による求人率アップなどの中で敢えて火中の栗を拾う必要はないと言ったところでしょうか。

 

 

 

 

しかし、未来の日本を背負う子供達を育てると高い志を持つ優秀な人たちが、教育に関わった方がいいということは言うまでもありません。教員という仕事が魅力あるものだと思わせるような先生たちの振る舞いが次世代の教員採用試験の志願者数に表れるのではないでしょうか。

 

 

 

 

私は中学生の頃、教育に関わる仕事をするなら塾の先生になりたいと思いました。当時の私にとっては、学校の先生よりも塾の先生の方が魅力的だったのだと思います。しかし、現実にこの業界にいると、公教育の現場にいる方が、改革や発言力で優位に立てることもたくさんあります。生徒達が学校の先生みたいになりたいと思うことは非常にいいことだと思います。塾の先生になりたいと生徒達が思うことは決していい社会ではないと思います。

 

 

 

 

 

6月16日(金)
国大協が大学入試英語の新テスト案に対し、現時点で可否の判断は拙速とする意見書を文科省に提出しました。私大連盟も共通テストの成績提供時期に問題があるとして再検討を求めています。しかし、文科省がここまではっきりと方針を打ち出した後は、そういう意見も一応聞いたよとして終わるのが今までのやり方です。多分、今月末には文科省の大学入試改革決定案が発表されるでしょう。

 

 

 

 

加計問題では内閣府が見事な裏技に入ってきましたね。文科省には陳謝させておいて、内閣府では確認が取れなかったということです。メールで送信者がいて受信者がいないというのはアドレスの相違などであり得るかもしれませんが、受信者はいるが送信者がいないというのは世にも不思議なアベノミクスですね〜。

 

 

 

 

夏の高校野球組合せ抽選会が行われました。初戦、佐世保北は開幕初日7日の第一試合で長崎工業と、佐世保西は8日の2日目に上対馬と、佐世保南は11日に長崎鶴洋と対戦します。佐世保三高の秘めたパワーを出し、長崎県民をビックリさせてくれないかと夢を抱いています。さらに選手の皆さんが全力を出し、いい想い出ができることを祈念します。

 

 

 

 

 

 

6月20日(火)
すごく中途半端な状態で国会が閉会しました。あとはそれぞれの政党の中で自浄機能を高めて欲しいと願うのみですが、なかなかすぐには厳しいのでしょうね。今回の国会で議論され尽くしていない部分をマスコミが今後どのように取り上げるかは非常に重要なことで、次回の選挙に大きな影響を与えると思います。

 

 

 

スポーツにしても勉強にしても、競争がそこに存在し、負けたときには素直に負けを認める姿勢は、次のステップへの成長の可能性を秘めていると思っています。先週の模試でも得点が取れなかった人は、結果を見せたがりませんが、これも同様に出来なかったことを素直に認め、できていない部分の補強に入ることが必要です。マイナスを忘れ去ることが精神衛生上必ずしもいいわけではありません。

 

 

 

 

早いもので第2回考査まで1週間を切りました。第1回考査で点数を取れた人の中には、今回スロースターターになっている人がいるようにも感じます。第1回と第2回では範囲も違い、前回と同スコアを取りたければ必ず学習時間を増やさなければなりません。天狗になると必ずしっぺ返しをくらいますよ(*^_^*)明日から連日自習室でお待ちしています。

 

 

 

 

 

6月22日(木)
夏野菜というとすぐに頭に浮かぶのがきゅうりです。私はきゅうりが大好物です。焼肉屋へ行くと真っ先に頼むのがオイキムチで、居酒屋ではきゅうりの浅漬け、もろきゅうです。日本の三大妖怪といえば、鬼、天狗、河童ですが、その中で一番夏向きは河童でしょう。そして、河童の好物といえばきゅうりです。水神に初生りの野菜をお供えしたことが由来のようです。

 

 

 

しかし、きゅうりは世界一栄養のない野菜としてギネスブックに掲載されています。私は、歯応えも抜群で、栄養がないということは逆にダイエット向きだと思っています。きゅうりの生産量は福島県が日本一です。きゅうりを食べることは復興の一助になると信じてさらに食べ続けています。

 

 

 

物事には一つの側面ではなく、必ずたくさんの面があります。捉え方次第で人生自体に変化を生じると思います。しかし、高校生の話を聞いていると、一つの面だけを見て長々と話していると感じることがあります。栄養がない可哀想なきゅうりも産業革命の頃のイギリスでは高級食材でしたし、三杯酢と生姜の香りをつけたきゅうりソースも最高です。ものの見方次第で見えるものが大きく変化しますよ(*^_^*)

 

 

 

 

 

 

6月23日(金)
海老蔵さんの溢れんばかりの涙の会見の中、記者の質問には腹が立ってしょうがありませんでした。この悲しみの中で気力を振り絞って会見に臨んでいる人に対して、遺族の挨拶だけで十分なのに記者が次から次へ質問をする必要があるのでしょうか⁇

 

 

 

流行語大賞になりそうな言葉をたくさん残すような内閣の面々には、もっと鋭い質問をし続けるべきだったかもしれません。しかし、このような悲しみのどん底の会見では、記者も状況をわきまえた忖度が必要だと感じます。幹事社の記者だからと言って張り切る必要はないはずです。

 

 

 

麻央さんは早く亡くなって可哀想だとは思って欲しくないと以前ブログで綴っていました。しかし、本当に芯が通っていて、人のために生きることができる天使で、言葉では言い表わせないくらい素晴らしい人物だったと思います。日テレにいる知り合いも、以前、彼女のことを超人格者と言っていました。心よりご冥福をお祈り申しあげます。安らかにお眠り下さい。

 

 

 

 

 

6月25日(日)
世間では、子供達が学習に集中できないお宅も多いようにも見受けられます。そういう恵まれない環境にありながらも頑張っている人の話を聞いて、精神力の強さを感じました。うちの教室に通っている人達は、そのようなご家庭の方は少ないはずです。それでも、家では気が散ってという人は、自習室をフル活用すれば大丈夫ですよー。

 

 

 

 

北中高生は明日からの考査に向け、今日、よく頑張っていたように思います。高1生は化学基礎が始まって間もないはずですが、もうすでに大きな差が出ています。昨年の考査問題を解いてみたら、9割アップしている人もいれば、5割弱の人もいます。今晩、しっかり復習して、高2、高3のように高い平均点を叩きだして欲しいものです。

 

 

 

 

一昨日の県議会一般質問で、自民党県議が「圧倒的勝利で再び知事にご就任いただきたい」と中村知事の3選出馬にエールを送りました。私は違和感だらけなのですが、皆さんはいかがなものなのでしょうか?チームワークで政治を行う方が好ましいと考える人も多いかもしれません。しかし、それだけだといつまでたっても今の長崎県のままなのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

6月26日(月)
今年度実施された大学入試の詳しい分析がほぼ出揃いました。好調な就職状況からか、経済・国際など、文系は軒並み志願者が増加しています。理系も理工・農・看護は増加しましたが、歯・薬は減少し、文系ほどの勢いがなかったというところでしょうか。

 

 

 

大都市圏の私大に対し、定員管理の厳格化が昨年度から始まった影響を受けて、定員を大幅に増加した大学も目立ちました。しかし、実際には倍率アップの緩和を期待してか、志願者が集まり、難易度には大きな影響がなかったようにも見受けられます。

 

 

 

志願者数が多い大学の1位は昨年度に続き、近畿大学です。2位が昨年度5位の法政大学、3位が昨年度と変わらず早稲田大学となっています。以下、明治大学、日本大学、東洋大学までが10万人以上の志願者数になっています。大学の動向などは、うちの進路指導ネットで調べることもできます。是非、活用して下さい。

 

 

 

 

 

6月27日(火)
54,000円の消費税はいくらかというような日常生活でよく触れている計算を、いつも電卓や紙の上の筆算に頼るのはいかがなものかと思います。54✖️8くらいなら暗算の後、54,000✖️0.08のケタ数を0の分だけ調整して4,320円とすることもできますし、はじめからもとの数を1/10にしてその値から2割分だけ引いてもいいのではないでしょうか。

 

 

 

このような計算の感覚が身についていないと入学試験でも実力をフルに発揮できません。さらには日常生活が不便なのではないかと思います。私は数学の講義の中で板書計算するときは必ず工夫した計算をすることにしています。すると、凄さ〜という声が出てくることもあります。違うのです!そろばん塾の先生ではありませんので、計算の速さを褒められてもあまり嬉しくありません。もっともっと工夫して、こっちの方が速いですよ!と提案してもらいたいのです。

 

 

 

割り算でも同じです。0.6➗0.012=?みたいに暗算で即答できそうな問題も筆算している人がいます。多分、600➗12という変形が即座にできないのでしょう。さらには60➗12を計算して10倍すればと言っても、ちょっと躊躇う高校生もいます。小学校で数のしくみの感覚が身体に染み込んでいないのでしょう。K式やG教室に通っていた子に特に多いです。そういう意味で、小学校低学年で順序数を中心に計算訓練(1を加えるということは次の数のこと、+1ばかり並んだプリント演習)をしているK式などの学習を習慣化させることにはあまり賛成できません。

 

 

 

 

 

6月28日(水)
72年前の今日の深夜から明日未明にかけて、佐世保上空に米軍のB29が飛来しました。焼夷弾によって市街地が焼失し、現在のフクダスタディー周辺では多くの被害者が出ています。民間人の犠牲者は1,200人以上に上ったと言われています。

 

 

 

今日は北高が考査中日でお休みでした。佐世保大空襲で最も悲惨な被害を受けた地区の中心にある学校として、今日を敢えて休校にすべきだったでしょうか?今日が土日だったら致し方ありませんが、今回は学校運営都合だけを考えたスケジュールのような気がしてなりません。原爆の日を知らない長崎県民はほとんどいないでしょう。これは、夏休み中にも関わらず、登校日で慣例化している影響が大きいと思います。そういう意味でも、北高には今日、休校ではなく72年前の追悼行事を開催してもらいたかったです。

 

 

 

うちの教室のミーティングでも口を酸っぱくして言っていることがあります。教室の都合だけを考え、生徒一人一人を見ていない運営はしてはいけないということです。ある一定の枠組がなければバラバラになります。しかし、誰にとってもベターな最大公約数を常に考えながら、フレームを構築、運営しなければならないと痛感しています。

 

 

 

 

6月29日(木)
北中高は明日で考査終了です。自分の頑張りがどのくらい評価されたかは、来週、答案が返却されたらわかることでしょう。高3生は早速、明日から面談を始めます。進学の大まかな方向性を決めて、夏の間にどのように勉強を進めていくかを話し合いましょう。夏を制するものは受験を制すと以前から言われ続けています。

 

 

 

 

西高は来週火曜日までが考査です。今週末はやれるだけ頑張った方がメンタル的にも好ましいですよ(*^_^*)小・中学生の夏期講座の申し込みは今週いっぱいになっています。特別な事情がない限り、全員参加して下さい。どの学年の人も夏休みに大きく伸長しましょう‼︎

 

 

 

 

7月22日(土)はバーベキュー大会です。昨年度も100名以上の参加を頂きました。今年も多くの参加をお待ちしています。バーベキュー大会の二次会は保護者の方々との懇親会を行います。昨年度は盛り上がり過ぎて3時頃までになってしまいましたが、今年はその日のうちに終わるようにしますので、こちらも奮ってご参加下さい。夏休みはじめにみんなで楽しみ、残りの夏休みを勉強に燃え、最高の夏にしましょう(*^_^*)

 

 

 

 

 

6月30日(金)
政治家って凄いなと感じる日々が続いています。こんなにも見え見えのことに対し、自分の屁理屈を法的には問題がないと公の場で主張し続けることができるのですから。小心者の私なら、精神的にめいって、すべてを正直に話し、ストレスから解放される道を選ぶような気がします。

 

 

 

 

長崎大学が来年度の入試要項を発表しました。インターネット出願が導入され、私大の出願方式に一歩近づきました。しかし、大学のレベルがダウンしていることを公表しているようで寂しい要素もあります。多文化社会学部では、外国語の門前払いの得点率を5%ダウンさせました。多文化を学ぶのに外国語ができるのは当たり前だと思うのですが、それでも敢えて得点率を下げなければならない理由があるのです。

 

 

 

 

教育学部に関してはもっと寂しい限りです。総合点が5割未満の場合は定員内であっても不合格にするとしました。ここ数年、そのレベルでも合格者を出している証なのです。地方の国立大は思い切って、学力不足の生徒を不合格にすべきです。あまりにもレベルが低すぎる学生を増やすから、色々な批判が飛び出すのです。私達にとっても、地元の唯一の国立大学のレベルダウンにはここ数年悲しい気持ちでいっぱいです。優秀な生徒達へ地元の長崎大学を目指して頑張れよと胸を張って言えるような大学になって欲しいと思います。今の長崎大学の状況では医薬歯学部以外の学部を積極的に勧めることができません。