福田英治 STUDT DIARY H30.4

4月2日(月)
昨日、新年度が開講しました。
今年度は小学部を中心としたイノベーションを起こしました。今後を楽しみにして頂きたいと思っています。
今年度の担当は下記のスタッフで行わせて頂きますので、旧年度に増してご協力、ご愛顧のほど宜しくお願いします。

 

教室長 中島 司
総務課長 田中 雪

 

小学部
Nスターコース 田中雪
Vプラネットコース 中島司
ソレイユコース 福田英治

 

中学部
北中コース 中島司、田中雪
高校受験コース 中島司、古賀花連

 

高校部
高校生コース 福田英治、内山智子

 

 

国語科 田中雪、古賀花連

 

理科 中島司、(志久優里香)

 

社会 中島司、宮島大典

 

英語科 田中雪、古賀花連、内山智子、宮島大典、 AIDA

 

数学(算数)科 福田英治、中島司、岡積保夫、宮島大典、井上翔一朗、伊藤慎吾、(松瀬富美治)

 

化学 福田英治、饒波皓大

 

物理 (松瀬富美治)

 

ブロードバンド 古賀花連、饒波皓大

 

小論文 福田英治、高橋大司

 

受験コンパス 福田英治、古賀花連、饒波皓大

 

 

 

 

4月4日(水)
新年度に入って、ショップや大きな病院などへ行くと研修中のプレートを付けた人がたくさん窓口にいます。すごい緊張感をもって仕事をしているのだろうなと思えば、頑張れよとエールを送りたくなります。新人の方々もなんらかの刺激や環境があって、今、研修中である仕事を選択されたのだと思います。

 

 

私は今の職業を選択した直接のきっかけは別にありますが、この流れを作った環境的な原点は、40年前の今日でした。高校2年生の春休み、勉強が好きでない私は心を入れ替える契機が欲しいと先生や親を説得し、東京の駿台予備校の春期講習へ行きました。それは口実で、後楽園で行われたキャンディーズの解散コンサートへ行くのが本当の目的でした。「普通の女の子に戻ります」には激しく涙したのと同時に私の気持ちに大きな変化が生じました😅

 

 

当時は医学科志望で、手前味噌ですが、模試における地方国立大医学科は、ほとんどがA判定だったと思います。記憶は美化されることがあるので、幻想かもしれませんが(笑)。しかし、このコンサートへ行ってから、東京の大学以外へ進学することが全く考えられなくなったのです。東京にある国立大医学科はあまりにも難しく、それ以降、医学科を目指さない理由付けを考え続けた記憶があります😅私は反面教師ですが、ほんの些細なことで志望が変わることもあります。一度フラットな感覚で自分を見つめ直す時間があっても、いいかもしれません。その結果、初志と同じであれば、更に強い意志となって前へ進むことが可能になるように思えます。

 

 

 

 

 

4月6日(金)
各企業のアジアの駐在員にとって最も住みやすい都市は、さまざまな調査でシンガポールが10数年間連続でトップです。治安の良さや医療・教育などが高く評価されているようです。しかし、生活費の価格調査でも世界133都市でトップです。住みやすいとは価格よりも便利さの方が優先されるのでしょうねー。

 

 

シンガポールは治安の良さ、水準の高い学校や医療施設の存在に加え、大気汚染が少ないことでも有名です。シンガポールとライバル視されることが多い香港は住みやすさ28位です。香港は東京やソウルと同じく、生活費全般ではなく、生活必需品である食料・飲料価格が高いからでしょうか?

 

 

さまざまな街の特徴を見つけると佐世保がもっと住みやすい街になるヒントが隠されているようでなりません。住みやすい都市としてランクインしている都市にはほとんどカジノもあります。市民団体の方が懸念しているようなことばかりではないような気がします。都市が経済的に活性化すれば、街に活気が出て、懸念材料にも対応できるような対策を講じる余裕が、各都市に生まれるのかもしれません。

 

 

 

4月12日(木)
今後10〜20年で今ある仕事の約半分が自動化されてなくなると言われ始め、時が経ちますが、具体的にどのような仕事が無くなり、どんな能力が重宝されるのでしょうか⁇オックスフォード大学のマイケル准教授によると、電話営業やオペレーター、裁縫師、経理や税務申告、データ入力、ローンや保険契約審査員、銀行窓口、レジ係、小売や飛び込み営業員、医療事務、保険営業、モデル、法律事務所事務、不動産ブローカー、タクシー運転手などをあげています。

 

 

今後はいずれにしても、リーダーシップが求められるのではないでしょうか。機械が代替できないものはリーダーシップのような気がします。統率力、指導力、判断力、構想力というのが、リーダーの素養ではないかと思います。21世紀は答えのない時代だとも言われています。答えのない世界で、どうやって答えにたどりつくのか、そのプロセスが重要になるのです。

 

 

今年は小学6年生に総合という時間を週に1時間設けていて、私が授業を担当しています。私は塾のテキストを使いながらの授業や、解答を事前に作っておくことがあまり好きではありません。生徒の現段階での考え方に出来るだけ近づき、同じ視線から指導をした方が、子どもたちも分かりやすく、伸びると信じているからです。この総合の時間はまさに答えがないものを考えさせることで、プロセスを重視した脳力開発を行っています。まだ始めて2時間ですが、もうトレーニング効果が出始めています。やはり子どもたちの成長はめまぐるしいほど早いものだと痛感している次第です(^ ^)

 

 

 

 

 

4月17日(火)
今日、全国の小学6年生と中学3年生全員に全国学力テストが一斉に行われました。今回は3年ぶりに理科も行われました。文科省は都道府県別と政令指定都市別の平均正答率を公表します。市町村教育委員会は独自に学校別成績を公表できます。都道府県教委は市町村教委の同意があれば、市町村別と学校別を公表できます。

全国学力テストの結果だけで一喜一憂するのはいささか早計だと思いますが、結果は冷静に受け止め弱い部分は強化しなければなりません。どのように補強していくのか的確な判断が必要となってきます。先程、問題にも一通り目を通しましたが、難しいわけではなく考えさせる設問も多く、良問が多かったように思われました。
今年、私は小学生の算数にも久々に復帰しました。もう授業が楽しくて楽しくてしょうがありません。子ども達に考える力がつくように工夫することが、私自身の考える力を身につけているようでなりません。小学生がまだまだある伸びしろを垣間見せてくれます。その伸びしろを真の伸びにしなければならないという責任感も私のやりがいをどんどん増してくれているようです。
4月19日(木)
今日は、伊能忠敬が55歳で、地球の大きさを求めようという想いを抱いて、日本地図作成に歩み出した日です。17年間に及ぶ年月を経て作られた日本地図は、現在使われている日本地図とほとんど誤差がないということですから、本当に凄いことだと思います。

 

今日は「チェルノブイリ原発」写真展を見に行きました。カメラマンの小川忠義さんが、知り合いの叔父さんということで行ったのですが、原発が絶句するような荒廃を生み出すかもしれないと改めて痛感しました。このようなリスクを秘める原発の再稼働が本当に必要なのでしょうか?それをみなさんに考えさせたく、無料で写真展を開催される姿勢にも感銘を受けました。

 

そのような偉業をなしている方々は、何年かけても地道な積み重ねをなさっていると感じます。日々の報道では、子供の頃から学業にコツコツ精を出してきた方々が、不誠実さを露呈してすべてを無くしています。聖人君子にはなかなかなれませんが、生涯、誠実に過ごすことは大切だと教えてもらっているようでなりません。現在の政府や官僚組織には、不誠実へ繋がるような風土が蔓延っているのでしょうか。

 

 

 

4月24日(火)
新学期始まってまだ1ヶ月経ちませんが、中学生の遅刻が目立ちます。以前は部活を早退して、通塾していた生徒が多かったのですが、今年は部活を最後まで終えてから通塾するケースが多いようです。どちらかというと、私の感覚では部活を早退したり、休んだりするよりも、最後まで部活をする今の中学生の方が健全だと思います😅
年度途中、新学期が始まったばかりですが、勝手ながら5月より教室の時間割を変更させて頂きます。中学生を中心に開始時刻を20分から30分繰り下げます。今までは休み時間も10分間とっていましたが、5分休憩をベースにします。それに伴いまして、小学生の時間にも多少影響を与えています。誠に申し訳ございませんが、事情をご理解頂きたくお願い申し上げます。
部活も勉強も精一杯頑張って欲しいと願っています。君達に人の気持ちができないエリートにはなって欲しくありません。勉強以外のことにも頑張ることで、きっと人間的にも成長すると信じています!ですから、某塾みたいに部活をするなとか言いません。部活が終わったら、だらだらするのではなく、迅速な行動で通塾して下さい。そういう行動を身につけることも君達にはきっとプラスになると信じています。
4月26日(木)
先進国の中で最も平均睡眠時間が短い日本です。中でも平日の睡眠不足と、それを補う週末の寝だめを繰り返す睡眠パターンは、社会的ジェットラグと呼ばれ、健康への影響が心配されています。週末に寝だめをする生活は、週明けの寝起き困難を引き起こし、日照暴露時間の減少、就寝時間の後退と悪循環に陥りやすいと言われています。

 

思春期から青年期にかけては、体質的に夜型が強まり、ただでさえ早起きが苦手になりがちです。早寝、早起き、朝ご飯は、気合いだけではどうにもならない子どもがいることも確かです。しかし、社会的ジェットラグを作ることは好ましくありません。出来るだけ、平日も休日も同じ時間に寝て、同じ時間に起きる生活リズムを確保することに努めて欲しいと思います。平日に睡眠不足と思われる人は、生活パターンを見直したらどうでしょうか。

日本は残念ながらこのようなことに対する研究が後れています。イギリスでは、思春期の子どもに対する取り組みが進行中です。オックスフォード大学が主導で100校以上約6万人の子どもが10時始業の効果検証を実施しています。その研究で顕著な効果が出れば、10年後くらいには、日本の中高も10時始業があり得るかもしれませんネ。

 

5月1日(火)
早いもので皐月になりました。ゴールデンウィークも明後日から後半です。前半の29日30月はお休みさせて頂きましたが、後半は1日も休まず、教室は開けています。各学校の考査前ですので、授業の時間だけでなく、空いている時間には自習室をフルに活用して下さい!

 

大学入学共通テストの英語で導入される民間検定試験への対応方針が、各国立大によって意外に違うということになりそうな気配です。今後の動向を見計らいながら、対策を講じていかなければならないと思えます。

 

民間検定試験へ否定的な見方をしている大学の主な理由は、受験生の公平性確保や経済的負担などに不明確な部分もある、制度設計が異なる民間試験では入試の公平性が保てないというようなことからです。しかし、この段階の見解を各大学が出すのは以前の制度大枠を決める際に出さなければならなかったのではないでしょうか?